静電容量式タッチパネル
静電容量タッチパネルは画面に触れた対象物から生じる電極間容量値の変化からポイントを検出します。
マルチタッチやジェスチャータッチが可能で、表面がガラスのカバーレンズであるため、信頼性が高く
長寿命です。
弊社のタッチパネルは、コスト低減提案という命題のもと、多点化や検出精度等の機能向上を目指しな
がら、薄型化、フレーム細化、を進めています。
カバーレンズとセンサーの構造から GF / GFM / GG / GFF といった製品を、お客様のご要望に沿って
提案しております。
GF
≪製品構造≫
■センサー:フィルム・ワンレイヤー
■タッチ点数:1~2
■特長:フィルムワンレイヤー構造で超薄型化へ対応しています。
シンプルで歩留りに優れる構造とパターンニングを採用することで低コストを実現しました。
低コスト化により従来採用を諦めていた製品への搭載を検討することが可能となります。
GFM
≪製品構造≫
■センサー:フィルム・ワンレイヤー
■タッチ点数:5
■特長:フィルムワンレイヤー構造で超薄型へ対応しています。
特殊なパターン設計を採用することによりGFでは達成できなかった多点対応を実現しました。
また、メタルパターンを使用しないOLS(ワンレイヤーソリューション)により、フレームの
超細型化と低価格化も実現しました。
≪超薄型化ソリューション≫
Material | Thickness(mm) | |
---|---|---|
① | Glass | 0.55~1.1 |
② |
OCA |
0.05~0.125 |
③ | ITO film | 0.05~0.125 |
Total | Min 0.65 |
≪GFM特殊なキャタピラパターン設計≫
■コストメリット:
①GFMのセンサーはワンレイヤーなのでGFFに比べ ITOフィルム層とOCAを各一層ずつ減らせるため、
材料費と工程費共に省略出来ます。
②ツーレイヤーのセンサーのように側面に金属配線する必要が無く、
高価な金属配線の量が抑制されるため製造コストが低減出来ます。
■デザインメリット(細枠設計):
ワンレイヤーによる配線設計により端子の出口を一方向のみにレイアウト出来るため、
側面へ金属配線する必要が無くなることから、枠幅を狭くできます(枠幅::1.2 mm)。
製品のデザイン自由度が広がります。
GG
≪製品構造≫
■センサー:ガラス・ワンレイヤー
■タッチ点数:1~10
■特長:ガラスセンサーなので非常に高い信頼性と強度を有し、且つ透過率が優れています。
最も確率されているひし形パターンを採用可能なため、高精度で安定したセンシングと
多点対応が実現できます。
GFF
≪製品構造≫
■センサー:フィルム・ツーレイヤー
■タッチ点数:10
■特長:2層のフィルムセンサーにより、格子パターンでX / Y軸を構成するため、高精度で安定した
センシングと多点対応が実現できます。
フィルムセンサーなので薄型化が容易であり、メタルメッシュパターンを採用すれば大型化
も対応可能です。
≪超薄型化ソリューション≫
Material | Thickness(mm) | |
---|---|---|
① | Glass | 0.55~1.1 |
② |
OCA 1 |
0.05~0.125 |
③ | ITO film 1 | 0.023~0.125 |
④ | OCA 2 | 0.022~0.05 |
⑤ | ITO film 2 | 0.05~0.125 |
Total | Min 0.695 |